楽団日記

また一緒に冒険できると良いですね。

November 29, 2018

 

弦巻楽団#31 1/2 冒険ものがたり『青い鳥』、無事に全7ステージ終演しました。講座生による公演、しかも弦巻自身のペンによる脚本、そして楽団員が一人も出演しない本当に純粋な意味での「講座生による、講座生のための公演」。そうしたたくさんの意味での挑戦でした。

 

 

何度か書いたことがあるのですが、弦巻楽団の演技講座ではほぼほぼ弦巻の手による脚本には取り組んでいません。弦巻楽団の講座なのに、です。弦巻脚本が好きです!と言って講座に通うようになってくれた受講生もいるのに、です。大きな理由は僕が、自分の脚本だと、自分の理想に近づけようとしてしまう気がするからです。よくない意味で表現を(演技を)最初から絞ってしまう。そんな気がするからです。誰に言われたわけでもないのですが、原理としてそうなるだろう、という話です。

なので自分の手で書かれていない戯曲を講座では取り組んできました。それがシェイクスピアであり、岸田國士であり、菊池寛であり、ムロジェックであり、チェーホフであり、畑澤聖悟であり島元要だったということです。

 

 

そうしたわけでおそらく劇場公演としては初の弦巻脚本で取り組んだ演技講座公演でした。

おかげさまで反省は多々ありますが、たくさんの好評な感想もいただきました。中には、こうした講座の公演史上で最高傑作という声まで…。

サンピアザ劇場で全7ステージというのも挑戦でした。これは反省材料の一つです。満席にするには1000人以上の集客が必要だったからです。ステージによっては客席が寂しい雰囲気になってしまいました。それでも、合計で400名以上のお客様が来てくれたことは驚きでもあり、反省だけじゃなくポジティブに次につなげていきたい要素です。

なにより、7ステージやったことによる受講生の成長は目を見張るものがありました。立派に表現者になっていきました。舞台の上で、というより舞台の下で、周囲で、その佇まいは変わっていきました。

 

 

講座生は地震を挟んだ4ヶ月、本当に頑張ったと思います。あの地震で約3週間稽古が途切れたことが、のちのち全員にのしかかったのですが、みんなの踏ん張りで乗り越えられました。

 

熟練のスタッフが支えも大きかったのですが、受講生の手で小道具、美術、衣装、音響と、すべて考えて、準備して揃えました。制作(宣伝)も頑張りました。100か所目指して置きチラシを市内のあちこちに働きかけたのですが、そしてその数字はクリアできなかったのですが、70か所近く置いて頂いたり掲示してもらえました。

それぞれの役の衣装や小道具も素敵でした。

ものすごい苦労した美術は、その苦労あって可愛らしく、素晴らしい存在感を見せてくれました。あれ、上部の曲線部は全部ペットボトルで組まれています。おかげでペットボトルの硬度にずいぶん詳しくなりました。

 

 

本番出演しなかった受講生も入れると全25名になります。出演者は21名。これだけ人がいると、一人一人の個性や特性が違うことがずいぶんはっきり見えてきます。短所もあれば、長所もあります。でも全ての人間に長所がちゃんとあり、その長所がうまい具合に連動したのが今回の座組でした。演技でみんなを引っ張ってくれる人もいれば、スタッフ作業で的確な指示を出してくれる人や、全体を見渡して気がついてくれる人…。そうした「長所」が発揮しやすい環境づくりが自分の役割でした。

これは3月の『ハムレット』で気がついた収穫です。

 

 

実はブログを書くのは5ヶ月ぶりです。

こんなに間が空いたのは一言で言えば「余裕がなかった」のですが、時間がではなく、精神的な。ようやく回復してきました。おかげではいつもなら気が重い冬もウキウキ気分で迎えられそうです。

どうしてそうなったかも、どうしてそこから抜け出せた(?)のかも、もう少ししたらここに書こうと思います。

 

 

とりあえず、やりたいことや、やるべきことは残せました。

どうしてそんなやり方するの?とよく言われます。一言で言えば、「それ以外のやり方はしたくないからやってる」のです。こうした方が効率よくない?劇団ってこうじゃない?演劇人ってこうじゃない?そうした問いかけには(本当は答える必要はないのですが!)こう言いたいと思います。

 

 

「そうした効率を拒否したくて、そうした劇団や演劇人になりたくないからやってるんだよ」

 

 

と。

 

 

不思議だったのが、チルチルとミチルが旅する「未来の国」の場面になると、お母さんに抱っこされてる1歳未満のお子さんたちが盛んに声を上げ出したことでした。

そこには生まれる前の子供たちがたくさんいて、母親の元に船に乗って出発するのですが、子供達はその場面が来ると何か呼びかけるように声を上げました。

 

 

その声が響き渡る客席を、僕はとても幸せな気持ちで眺めていました。誇らしいとさえ思いました。この瞬間を一緒に作り上げてくれた受講生全てに感謝したい気になりました。

どうもありがとう。お疲れさまでした。

3学期も頑張ろう!そして楽しもう!

 

 

 チルチル役(中央帽子の役者)、柾 明日花。

火の妖精、秋山航也。現在高校一年生!

光の妖精、松橋寿々那。

水の妖精、藤田恵未。

 チレット、鈴山あおい。

 チロー、岩波岳洋。

 パンの妖精、吉井裕香。

未来の子供、伊藤優希(中央)、斉藤法華(右)。

おじいさん役、三上翔平。

おばあさん役、綿引野乃。

ヤナギ役、柳澤詩織。

カシワの大王役、工藤康司(左)。

ボダイジュ役、石澤優美子

ポプラ役、高橋友紀子。

夜の番人、来馬修平。

幸福の王様、幅寺貴梨花。

 時の管理人、柳田裕美。

 ベリリウンヌ(ベルランゴー)、田邊幸代。

 母さんチル、ムラカミサキ。

 ミチル、佐久間許都

 

以上、出演者の紹介でした。 みんな良い顔!

 

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